ネット上を見渡してみると「女性を落とす心理テクニック」なるものが至る所で解説されているようです。

例えば、

「認知的不協和」「ダブルバインド」

「ハロー効果」「好意の返報性」

などですね。

そして何を隠そう私自身ももう10年近くそれらの心理学なるものを学んでいたりはします。

それこそ、一般的に出回っている書籍などもそうですし、英語圏の本や資料などにも目を通しているほどなのです。

ですので、私の旧ブログでは結構な数の「恋愛心理学」「恋愛心理テクニック」の類を公開していたりもします。

 

>>旧ブログ「恋愛心理学」一覧

 

しかし、そこまで自身も心理学を学んできて、あるいは多くの恋愛に悩む男性にそれらの心理テクニックをお伝えしてきて今思うことは、

”そもそも心理テクニックを女性の前で使える段階に無いから「女性にモテない」「彼女ができない」と悩んでいる男性が多いのではないかということなのです。”

もちろんそれは、私自身が「彼女いない歴=年齢」の時もそうでした。

その時点で既に心理学のテクニックを100個以上は知っていたとは思いますが、これが実際に女性を目の前にすると、たった1つの女性を落とす心理テクニックを使えていたかどうかもわからないという印象があったりします。

やはり、いざ女性を目の前にすると心がいっぱいいっぱいになってしまいますからね。

当時の私はとても「冷静沈着」では居れなかったんです。

ですから私は、確かに心理学のテクニックは「女性を落とす」ために優良な知識だとは思っていますが、「恋愛初心者」や「恋愛下手」な男性にとっては、必ずしも女性にモテるための即効性のあるテクニックにはならないのではないかと考えているのです。

この点について、あなたはどのように考えていますでしょうか?

 

「手品」の種が女性にバレてしまったら

 

まず、私が考える「女性を落とす心理テクニック」の類というのは、マジシャンが行う「手品」と同じようなものだと考えていたりします。

つまり、それはどういうことかと言うと、

”「手品」とはお客さんに種がわからないから「凄いこと」になるということなのです。”

それがもし、マジシャンが行う手品の種が全てお客さんにバレてしまったとするならば。

その手品は全く面白みも興味深さもないものとなってしまうのではないでしょうか。

私の中では「女性を落とす心理テクニック」というのもそれと同じ感覚だと考えています。

要するに、「女性を落とす心理テクニックを使っていますよ」感が女性にバレてしまうと、非常に「押しつけがましい」というような違和感を女性に与えてしまう危険性があるということです。

例えば、私が大好きな心理テクニックである「好意の返報性」で考えてみたいと思います。

一応「好意の返報性」という心理テクニックは、”人は自分に好意を示してくれた相手に好意を抱いてくれる傾向がある”という心理学になります。

ですから、女性に対して先にあなたから親切にしたり、優しくしたり、楽しませてあげることで、その女性に対する好意がいずれあなたに返ってくるという心理学なわけです。

しかし、この非常に対人関係において優良な心理テクニックとされている「好意の返報性」ですが、どうでしょうか。

それを「全く女性との円滑なコミュニケーション」がとれない男性が女性の前で行うとしたら。

あるいは、いかにも「俺は好意の返報性を知っている」と言わんばかりに、「俺の好意は女性から返ってくるんだ」という下心を持って女性に使用したとするならば。

やはり、それは「あざとさ」「胡散臭さ」という違和感を女性に与えてしまう結果になるかと思うのです。

そして事実、せっかく心理テクニックの類を学んだにも関わらず、そのような「違和感を感じる胡散臭い男」になってしまっている男性を私は何人も目撃したことがあったりもします。

だからこそ私は今こう考えているのです。

それは決して「女性を落とす」という恋愛行為だけではないですが、

”心理テクニックなどで他人を騙すことはできないということをですね。”

私はいつもそれを自分自身の信念として強く頭に刻み込んでいたりもします。

そして、私自身はそのような小手先の心理テクニックの類に頼るのではなく、

『自身の欲望を相手に押し付けるのでは無く、相手を思いやる気持ち』

を大事にして、対人関係に挑んでいたりするわけです。

それは、もちろん「仕事」などでも同じなわけですね。

ですので、私にとっての心理学や人心掌握の類の知識は、あくまでも『相手を思いやる気持ち』という本質的な信念をサポートするための知識でしかないということになります。

 

本当に大切なことはテクニックなのか?思いやりなのか?

 

ただ、もちろん私自身も「彼女いない歴=年齢」だった時間が非常に長いですから、まさに「藁にも縋る」思いで、「女性を落とす心理テクニック」「彼女を作る心理テクニック」を求めてしまう男性の気持ちもわかるつもりです。

もうそれぐらい「女性にモテない」「彼女ができない」というのは、当人にとっては本当に深刻な問題だからですね。

ただ、私自身は「彼女いない歴=年齢」という暗黒時代を何とか越えることができて、今思うことが、今回あなたにお伝えしたことだったりします。

やはり、心理テクニックを学んでも女性を騙すことはできないし、また、女性に前でナチュラルに心理テクニックを使いこなすのは非常に難易度が高いということをです。

それこそ「プロのマジシャン」じゃないですが、女性の前でナチュラルに心理テクニックをバリバリ使いこなすためには、相当な努力と実践が必要になるとも思いますしね。

そして、それをあなたが、

「僕は女性を落とす心理テクニックの達人になりたいんです」

という熱い気持ちの元で「修行」していくというのであれば、私はそれでいいのかなと思うのです。

それこそ、「心理テクニックで女性の心を自由自在に操作」できるまで、街に繰り出してストリートナンパなどに取り組めばいいと思うからですね。

しかし、私の経験上で言わせてもらえば、

”「女性との愛情のやりとり」という美しい恋愛行為を求めるのであれば、心理テクニックに頼るのは時間の無駄であり遠回りな道だと考えています。”

もちろん、心理テクニックを使われる女性の気持ちを考えてみても「あたしは心理テクニックを駆使して落とされた」というのは、女性にとってもちっとも嬉しくないはずですからね。

だからこそ私は、多くの心理テクニックを約10年ぐらい学んでいますが、実際には「女性を落とす」という行為には基本的に使用していなかったりします。

(無意識には使用しているかもしれませんが…)

そしては私にとっての「女性を落とす」という行為は、

『自身の欲望を相手に押し付けるのでは無く、相手を思いやる気持ち』

という人としての「対人関係についての当たり前」を愚直に、そして誠実に女性の前で示しているだけなのかもしれません。

例えばそれは、

「今、目の前の女性に楽しんでもらうためには何ができるのか?」

「この女性に対して、俺がしてあげれるベストな行動は何か?」

のような思考を持って、常に女性と接しているということなのです。

(もちろん、それらの考え方は特に女性との関係だけではないですが)

 

女性を落とす心理テクニックの無意味さまとめ

 

いかがだったでしょうか。

私の中では、今回は結構シビアな議題に切り込んでいった感じがあります。

それは、

「心理テクニックを知って簡単に女性を落としたい」

という男性の気持ちもわからなくはないからですね。

そして事実、私と同じように「恋愛」を指導している立場にある人物の中には、「心理テクニックを使えばいくらでも女性を落とせる」と考えている人もいるように感じるからです。

そのような考え方は何も「女性を落とす」という行為だけでなく、「お金を稼ぐ」という行為などでもしきりに言われていることだからですね。

しかし、私自身の実体験から確定的に言えることは、今回あなたにお伝えしたようなことになってしまいます。

やはり、人間は「バカ」ではないですからね。

それは「女性を落とす」という行為のみならず、下心を持って「相手を操作してやろう」とすれば、その企みは失敗に終わることが多いのではないでしょうか。

ちなみに私自身が愛用している「洗脳会話術NEO」という教材ですが、あれは何も「相手を洗脳して、心理操作して、自身の欲望を叶えましょう」という内容ではないですからね。

やっぱり、ネーミングが怪しいんで勘違いしている方もいるかもしれませんが(笑)

まぁ、その辺りはちゃんと「洗脳会話術NEO」を学んで下さっている方は、ちゃんとわかってくれているかと思いますが。

「洗脳会話術NEO」で話している内容は、もっともっと大きな意味での『ブレインウォッシュ』ですので。

そこは誤解しなでくださいね。

それでは今回は以上になります。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

カヲル

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